体育協会研修会~AED・救急法講習~
「人が倒れて呼吸が止まった時にどうしたらいいの?」新開消防隊員7名による講習会を今年は開催できました。大久保隊長自身、ご家族の最後の瞬間に「胸骨圧迫」をし続けた経験をお持ちで、「後悔しないように」「目の前の命を助けられるように」「命をつなぎとめられるように」、今回の訓練の大事さを知っておいてほしいと話されました。各町内からの参加者46名ほどでしたが、松高小学校の入佐校長先生や保護者の方、児童も参加していただきました。感謝です。
まず、「倒れている人の呼吸・心臓が止まっていた」場合の対応
意識の確認をすることが大切で、意識がなかったならば、すぐ「119番通報」をする。早く医療行為を受けてもらうためには、まず通報。そのあと胸骨圧迫やAED等の行為を救急車が到着し、救急隊員がやめてくださいと言うまでし続けてください。とのことでした。訓練経験者でも万が一の時に「呼吸の確認」をするまでに1分かかるので、このような訓練を何度も経験し、「確認の大切さ」を知ってほしいとのことでした。身近な家族の「万が一」に備えて、「事前に就寝時の呼吸を確認しておくこと」も大切と教えていただきました。
呼吸が止まっていた場合(心臓が止まっている、止まりかかっている)
「胸の真ん中」を胸骨圧迫、これを「絶え間なくし続けること」。これが命をつなぎとめるためには大切とのことでした。両手を合わせ、両腕をまっすぐ伸ばし(ゆるめず)、5cmほどしっかり押して、しっかり戻し、位置がずれないように、心臓のポンプの役目をするように圧迫してください。とのことです。覚えておきましょう。
AEDをつける場合(心臓がけいれんを起こしている人にだけ使用する)
電気ショックを与えて、一旦心臓を止めてあげる。そして、胸骨圧迫をし続けて心臓を動かす。この流れを覚えておいてください。装着のさせ方は、「電源を入れて、音声の指示どおり、表示された位置どおりに」をお願いします。AEDが近くになかったら、胸骨圧迫のみで絶え間なくし続けてください。とのことでした。
AEDの設置場所等を事前に頭に入れておくのも「備え」になると思います。
このコロナ禍において、患者にはよければ「マスクをつけてあげてほしい」、マスクがなければハンカチを鼻と口にかぶせてほしい。と教えていただきました。参加者からは「119にかけた時の対処法は?」との質問に、「消防からの質問に解答する」、慌てず質問されたことに答えてくれるのが一番早く出動でき、早く到着できるとのことでした。住所や目標物等をきちんと伝えていただけると助かります。ということでした。
とても「ためになる」講習会でした。
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